「愛」の反対は「無関心」
「愛」と「憎しみ」は表裏一体
そんな言葉を聞いたことがありますか?
今回はその言葉を理解するヒントを、タロットさんに協力してもらいながら、お話したいと思います
Aさんのお悩み
Aさんは、母親についてのお悩みがありました
母親がAさんに対して
「私を憎んで欲しい」と懇願してくるというのです
その理由は
夫婦の間で争いの絶えなかった母親は、幼いAさんを残して、家出をしていました。
その後、離婚をし、たまに顔を合わせることはあっても、「母親らしいことが何もしてやれなかった」という罪悪感のためでした
Aさんは、懇願される度にウンザリしていたそうです
なぜなら
両親が離婚した時は、Aさんはまだ8歳ころ。
母親の記憶はほとんどなく、母親が居ないことが原因で「いじめ」や「苦しみ」を経験した覚えもないことから、憎しみの感情が湧いてこないというのです
「憎んで欲しい」と言われても、困ってしまうというAさん
ウソでも憎しみの言葉をかけた方が良いのか?
言いたくないことを強要されている感じがするそうです
そしてある日、気づいてしまったそうなのです
憎しみはないけれども、愛情もないことに
そしていつも
「母親に対して愛情を持てないなんて、私は冷たい人間なんだ」
と、自分を責めていたことに!
これこそが「憎んで欲しい、と言われるのがウンザリ」の正体だったのです
Aさんは、母親から「憎んで欲しい」と言われる度に、「そうできない(憎しみも愛情もない)自分を思い知らされ、自分を責める」ことにウンザリしていたのです
罪悪感を手放す
それからAさんは、その罪悪感を手放すために
「親に愛情を持てない人もいる」
「それは冷たいわけではない」
「誰もわたしを責めていない」
と、自分に言葉をかけました
Aさんの罪悪感が薄れていくうちに、今度は母親に対する視点に変化があったそうです
「憎んで欲しい」の本当の意味
それは、母親が「憎んで欲しい」と言っていたのは
「憎しみでもいいから、私に関心を持ってほしい」
その更に奥には
「私を愛して欲しい」
という悲痛な叫びがあったのではないかということです
もしかすると、母親は幼少期に親から愛されているという感覚が薄かったために、愛を求めて結婚したが、夫から愛されているという感覚も薄く、ずっと愛の欠乏を抱えて、愛を求め続けているのかもしれない
でも、愛情を受け取ることに慣れていなかった母親は、憎しみを欲しがっているのかもしれない
まとめ
いかがでしたでしょうか?
相手に無関心であるということは、相手に愛情を持てていないこと
愛を求めることと憎しみを求めることは同じ
そして、罪悪感を持たなくて良いこと
こんなケースもあるのです
実は、このAさんというのは私です
この大きな気づきがあってから、わたしはすっかり母に対する目線が変わりました
もしかすると、あなたの身近にいる「その人」も、「愛して欲しい」と叫んでいるのかもしれません
何かのヒントになりましたら、幸いです
最後までお読みいただき、ありがとうございます
ぷららら~♪